つい最近だったようで意外と昔になってしまった「昭和」今あらためて当時の風景を見ると令和の常識では信じられない光景が広がっています。
《駐車》もそのひとつです──
1960年頃から1970年代にかけて、NBCでは “フィルム(ビデオ)動画”とは別に、ニュース番組などで放送するテロップ(静止画)用に “スチル写真”を撮影していました。数万枚のネガが残されており、このほど、それらをデジタル化。白黒のフィルムとは異なる より精細な《昭和の風景》が蘇ります。静止画でお楽しみください。
港の映像?でもそこには驚愕の風景が…
1975年、壱岐市郷ノ浦町で撮影された写真です。港の風景ですが、我々は写真の右側に写っている車の列に注目しました。

岸壁には車がずらりと並んでいます。

この場所を反対側から撮ったものがあります。それがこちらです。

これは渋滞しているのではありません。駐車しているんです。問題は海との距離。しかも今の港や海沿いの道路のように車止めがないんです。

すぐ横は海。でも、皆さんなかなか攻めた駐車をしています。
余裕は30センチ位しかありません。しかもこれらの車、前と後との間隔が全くと言っていいほどありません。

どうやって車を出すんでしょう?
脱輪しないんでしょうか!?
怖くないんでしょうか?
昭和のドライバーの車幅感覚に脱帽です。
つづいても「海と車」です。
奈留島で撮影された難易度が高い?難路離合の風景
1976年、長崎県五島市奈留町で撮影されたものです。こちらも道路のすぐ脇、向かって左側は海です。

そこにバスがやってきました。反対側には軽ワゴン車。さらに歩行者もいます。道はめちゃくちゃ狭い!

歩行者も一体どうなるのかという表情で見守っています。この局面は一体どうやって解決されたのでしょうか…。
今は安全のため、海や川に面した部分と道路の間には《転落防止措置》がとられています。ある意味これも「昭和の風景」と言えるのではないでしょうか?








