宮崎県都城市では、小学生が大切な人への思いを「書」でつづる「ラブレタープロジェクト」が行われました。
子どもたちは、筆を使って一体どんな文字を書いたのでしょうか。
(渕 雅顕 記者)
「こちらでは、子どもたちが、一文字一文字に思いを込めて、感謝の言葉をつづっています」
都城市の山田小学校で行われた「ラブレタープロジェクト」。3年生から6年生までの児童、およそ50人が参加しました。
講師を務めたのは都城市のPRロゴを手がけた書家の紫舟さん。
児童たちは、筆の正しい持ち方や運び方について指導を受けたあと、大きな和紙に1文字の漢字を書きメッセージを添えました。
(『愛』と書いた児童)
「家族みんな親切で優しいので『愛』という字を書いた。ご飯を作ってくれてありがとうとか、野球でキャッチボールに付き合ってくれてありがとうとか、いっぱい感謝の文章を書いた」
(『夢』と書いた児童)
「私の夢のためにいろいろ手伝ったりしてくれるから(夢と書いた)。保育園の先生になるために、本とかを借りてきてくれたり、子供の世話とかを教えてくれる」
(『感』と書いた児童)
「お母さんが野球のサポートとかをしてくれるから、感謝の『感』を書いた。お母さんに見せて、『いつもありがとう』と言いたい」
子どもたちは、ふだん口にするのはちょっぴり恥ずかしい感謝の思いをつづっていました。
(書家 紫舟さん)
「子どもたちの今生きた証、温もり、体温が、しっかり筆を使って書くと紙に宿るので、感謝の手紙を通じて、大切な人に今までしてくれた事のお礼を行動で伝えてもらえたらと思う」







