この夏、全国で豪雨による災害が発生し、車の水没が相次ぎました。
多くの人が車の買い替えを余儀なくされる中、その影響は中古車市場や損害保険に及んでいます。
この夏、全国で相次いだ豪雨災害。
このうち、先月中旬に発生した千葉豪雨では、日本カーシェアリング協会の試算で、およそ3万台の車が被害にあったとみられています。
そもそも、車両が水没した場合、保険は適用されるのでしょうか。
(宮崎県損害保険代理業協会宮崎北支部 井手 遵 支部長)
「『車両保険』と呼ばれるもの、そちらの補償に加入していれば、補償の対象になることが多い」
車両保険に加入していれば、浸水被害の多くは修理代や買い替え費用が補償されますが、条件によっては適用されない場合もあります。
(宮崎県損害保険代理業協会宮崎北支部 井手 遵 支部長)
「補償対象とならないのは、地震・噴火、津波。特に、津波での水没は、各保険会社、対象外となっている」
豪雨災害では、多額の保険金の支払いが見込まれますが、保険料への影響は、どうなっていくのでしょうか。
(宮崎県損害保険代理業協会宮崎北支部 井手 遵 支部長)
「水没が多発した場合でも保険料は、(保険を利用した)個人の保険料が翌年から3年にかけて上がるようになるので、それがすぐ宮崎全体の保険料が上がるように反映される訳ではない。長期的な目線では影響が出てくる。今後も同じような災害が多発するようだと保険料は上がってくる」
さらに懸念されるのが、中古車市場への影響です。
(田中久泰記者)
「宮崎市の中古車のオークション会場です。こちらでセリ落とされた車が、中古車販売店の店頭に並ぶことになります」
中古車をめぐっては、円安を背景にした海外需要もあり、高値が続いています。
今のところ、このオークション会場では水害の影響は見られませんが、2017年の九州北部豪雨など、過去の水害では宮崎でも変化があったということです。
(JU宮崎 平山 学 会長)
「水害があった地区の車のバイヤーがオークション会場に来ることがあった。車検がついた車、すぐ乗れる車を買っていく。うち(宮崎)のオークション会場に来県されたということがあった」
しかし、中古車の業者オークションは、全国どこからでも入札が可能となっていて、今後は、県内のユーザーが思うような価格で車両を購入できない可能性もあります。
(JU宮崎 平山 学 会長)
「(被災地で)必要な車があるということはオークションの成約台数、落札率が上がると、それに伴い中古車の金額自体も上がっていくのではないか。宮崎の方のもとに中古車が届かないというか、流通量が減っていくのはあるかもしれない」
千葉豪雨の発生から1か月余り。今後の中古車市場への影響が注目されます。







