宮崎県内の最低賃金が引き上げられ、時給1085円になる見通しとなりました。
期待の声の一方、2年連続の大幅な引き上げで、人件費のさらなる増加を見込む店もあり、懸念の声も上がっています。
25日、開かれた宮崎地方最低賃金審議会。
県内の最低賃金は、現在の1023円から1085円に引き上げられる見通しとなりました。
62円の引き上げ幅は、去年の71円に次いで過去2番目に高く、2年連続で大幅な引き上げとなります。
(廣末圭治記者)
「去年に引き続き今年も大幅に引き上げられる見込みの最低賃金。街の人はどう感じているのでしょうか」
(大学生アルバイト)
「だいぶ大きい。(アルバイトが)時給なので」
「食費とか遊んだりするときとかのお金に充てたい」
(パート従業員)
「宮崎はずっと低かったので上がるのはうれしい。食料品とか高いので、生活費に充てたいと思う」
「うれしいけど、働いても上限は決まっているかな、税金(所得税)で」
一方、経営者からは、「厳しい」との声も。
県内でスーパーなど4店舗を展開する「ショッピングのだ」。店舗を支える従業員の8割がパートやアルバイトです。
(ショッピングのだ 野田 勝 社長)
「1年前の賃上げで、ずいぶん会社の経営が圧迫してきている。そこにきて、また今年もということになると、なかなか厳しい状況になると思う」
最低賃金引き上げにより「ショッピングのだ」では人件費が年間1千万円ほど増える見通しで、野田 勝 社長は危機感を募らせています。
(ショッピングのだ 野田 勝 社長)
「(影響は)大きい。なかなか簡単には出せない金額なので。でもなんとかしていかないと。努力は最大限してきたが、さらなる努力が必要なのかと思って、ちょっと悩ましい」
県内の最低賃金の引き上げは、10月24日から適用される見通しです。
都道府県別の現在の最低賃金をまとめました。
最も高いのは東京都で時給1226円。
一方、宮崎県は沖縄県、高知県と並んで全国で最も低くなっています。

今年度の最低賃金の見通しです。
25日時点で改定額が決まった36都道府県の中でも、宮崎県は全国最低となっています。

ここ数年で最低賃金が急激に上昇して、労働者側としては、喜ばしいことですが、中小企業などへの影響が心配されます。







