宮崎県日南市の飫肥に、築100年の洋館を再生した新たな観光施設が誕生します。
カフェや宿泊施設などが入る予定で、6月のオープンに先立ち、25日、運営する企業と日南市が立地協定を結びました。

日南市飫肥に誕生する新たな観光施設「おびにたすき」。
大正時代に建てられ、20年ほど空き家となっていた洋館「旧梅村邸」を地元の建築設計事務所「PAAK DESIGN」が再生させました。

外観は、今回調査をして分かった100年前、創建当時の色彩である「薄いピンク」と「ほんのり青みがかった白」を忠実に復元しています。

構想から3年、およそ1億円をかけたプロジェクト。完成までには多くの苦労があったということです。

(PAAK DESIGN 鬼束準三社長)
「工事はもちろん大変だったんですけど、その前の段階で所有者との折衝で最終的に取得に至るまで、そして、資金調達部分。その辺が一番苦労して、時間もかかりました」

オープンを前に、25日は現地で、日南市の長鶴副市長らが出席し、立地協定の調印式が行われました。

歴史を受け継ぎ、生まれ変わった施設。
1階にはベーカリーカフェ、2階には宿泊施設が入る予定で、6月5日に先行オープンするカフェではおよそ30種類のパンが販売されます。

(PAAK DESIGN 鬼束準三社長)
「コロナ以降、観光客が減っておりまして、そんな中でも観光施設として、今後の飫肥の観光のきっかけになるんじゃないかなと思っています」

(日南市 長鶴淺彦副市長)
「これが新たな出発点となって、飫肥のいろんなところに、こういったものが建ち並ぶような保存の仕方ができたらと思っている」

歴史を守り、未来へとたすきを繋ぐ。「おびにたすき」は、6月5日にオープンします。