熱戦の続く宮崎県高校総体、9日目の30日は、テニスの男女シングルスが行われました。
ベスト4のトーナメント表を見てみると、男子は全員が佐土原、女子は全員が宮崎商業となっています。

ともに団体戦を制した両校の選手たちが個人戦で激突しました。
お互いを知り尽くしている中、どんな試合になったのでしょうか?

(山崎直人記者)
「普段は共に戦う仲間がきょうは最強のライバルに。意地と意地がぶつかる決勝戦。勝つのは果たして」

8ゲーム先取の特別ルールで行われたシングルスの決勝戦。

佐土原対決となった男子は、今年春の全国大会に出場した2年生の石井と、中学時代に全国ベスト8の実績がある1年生の山口が対戦しました。

第4ゲームには山口の得意とするフォアハンドがさく裂。このゲーム、ブレイクに成功します。

しかし、石井も先輩の意地を見せ、サービスエースを連発。

第8ゲームを終えて4対4と互角の戦いを見せます。

しかし、試合巧者ぶりを見せた2年生の石井がゲームカウント8対5で制し、団体戦・ダブルスに続き、シングルスでもインターハイの切符を掴みました。

(佐土原2年 石井貴哉選手)
「まだ2年生で3年生で強い人もいっぱいいるんですけど、この前の全国選抜の個人戦ではベスト10だったので、それよりも良い結果を出せるようにしたい」

一方、女子は宮崎商業対決。

29日日のダブルスでペアを組み優勝した3年生・深町と1年生・田嶋が、一夜明け、シングルスの決勝で相対しました。

試合は、先輩の深町が4ゲームを先取。

しかし、1年生の田嶋も意地を見せます。
得意のバックハンドが決まり、このゲーム、ブレイク。

しかし、その後は深町がペースを握ります。

田嶋は、今大会唯一、深町から2ゲームを奪う健闘を見せましたが、ゲームカウント8対2で深町が勝利。

団体・ダブルス・シングルスと3冠達成です。

(宮崎商業3年 深町友実加選手)
「3年生で最後の大会なのでプレッシャーはあったんですけど、プレーには出ずに、しっかり自分のプレーを出せたのが良かった。(インターハイでは)団体も個人もしっかり日本一目指して頑張る」