今月17日に宮崎市の中心市街地で発生したビルの火災を受け、消防は市内のビルを回って火災予防を呼びかけました。

空気が乾燥した状態が続く中、県内では火災の発生が相次いでいて、火の取り扱いに注意が必要です。

今月17日、宮崎市の中心市街地で発生した火災。
飲食店が入る3階建てのビルと隣の空き店舗が全焼しました。

この火災を受け、宮崎市消防局は、19日、火災予防を呼びかける広報活動を実施。

飲食店などが入り、階段が一つしかないビル53棟を回り、飲食店関係者らに火災発生時の行動や注意点についてまとめたチラシを配りました。

(宮崎市消防局予防課 日高国秀さん)
「身近なところで火災が発生するので、皆さん一人一人が気を付けるようにお願いしたいと思う。特に飲食店の方は、利用客・お客さん共にその辺を十分注意するようにお願いします」

空気が乾燥した日が続き、県内では各地で火災が相次いで発生しています。

(野田俊一郎気象予報士)
「空気は冷たい空気ほど乾燥しやすい。この冬は寒い日が多くなっているので、大陸からの乾いた空気が入ってきている日が多く、乾燥しやすい日が多くなっている」

気象予報士の野田さんは、来週前半までは特に空気が乾燥しやすい状況が続くため、火の扱いに注意してほしいと呼びかけます。

(野田俊一郎気象予報士)
「少なくとも3連休のころにかけては寒気が入ってきやすいので、空気が乾燥しやすいし、連休明け、火曜日ごろもよく晴れそうなので、その辺りにかけてはかなり空気が乾燥しやすい状況が続く。火の管理、暖房器具の周りに燃えやすいものがないかなど、いま一度確認するようにしてもらえればと思う」