来年春のセンバツにつながる秋の九州高校野球の宮崎県予選。6日の決勝では、日南学園が聖心ウルスラを破り、優勝しました。

秋の九州高校野球県予選の決勝は、聖心ウルスラと日南学園のシード校同士の対戦となりました。

初回、聖心ウルスラは、2番・小田原が2ベースヒットで出塁。
チャンスの場面で4番木村。左中間への鋭い当たりで先制します。

一方、日南学園もそのウラ、3番・田中が2アウトからヒットで出塁すると…
4番・蔡の打球は相手のエラーを誘い、同点のランナーがかえります。

その後は、両チームとも固い守りでスコアにゼロを重ねます。

1対1のまま迎えた5回、日南学園は1アウト2塁で4番・蔡のタイムリーヒットで勝ち越しに成功します。

なおも、5番・井野がタイムリー3ベースを放つなど、この回、3点を追加、4対1とします。

追いつきたい聖心ウルスラは、6回、4番・木村が出塁しチャンスを作りますが、後続が倒れ、得点に結びつけることができません。

7回、日南学園は前の打席で勝ち越しのタイムリーを放った4番・蔡がソロホームラン。
5対1とリードを4点に広げます。

必死に食らいつく聖心ウルスラでしたが、日南学園は5人の継投で1失点に抑え、秋と春、合わせて13回目の優勝を果たしました。

(日南学園 井野大地主将・2年)
「チームのみんなと優勝できて嬉しい。ピッチャー陣が良いので、ピッチャーからしっかりリズムを作って、それを攻撃に繋げながら、しっかり一戦一戦、目の前の試合を戦って、絶対センバツいけるように頑張ります」

(聖心ウルスラ学園 木村瑳志主将・2年)
「第一代表として九州大会に行きたいという気持ちがあったので、悔しい気持ちが今ある。きょう出た課題というのを、あと2週間くらいしかないが、チームとしてしっかり練習に取り組んで、センバツの切符を掴めるように頑張りたい」

日南学園と聖心ウルスラ学園の2校は、来年春のセンバツ出場をかけて、今月26日から大分県で開催される九州大会に出場します。

※MRTテレビ「Check!」10月7日(月)放送分から