神前に解き放った鵜の動きで来年の吉凶を占う石川県羽咋市・気多大社の神事「鵜祭」が16日未明、2年ぶりに執り行われました。
400年以上前から伝わるとされる国の重要無形民俗文化財「鵜祭」
ことしは無事、主役の鵜が捕獲され、2年ぶりの開催となりました。
午前3時に神事が始まり、一対のロウソクの明かりだけが拝殿にともります。
「うとりべー!うとりべー!」
そして、来年の吉凶を占うため神の化身となった「鵜様」が神前に解き放たれます。
鵜「グワーッ」
しかし、首を振るだけでまったく動かない鵜様。
約10分後、神職がお祓いに使う「大幣」を使って動くよう促すと、ようやく羽を羽ばたかせました。
気多大社の松尾孝夫名誉宮司は「初めてでしたね。こんなに長く前に進まないで一か所にとまって様子をじっと見ている姿を拝見したのは」とコメント。
気になる来年の吉凶は?
「あの様子を見ていると、なかなか厳しい時代ですから、慎重に前に進めと表しているのかな?」(気多大社・松尾孝夫名誉宮司)
鵜様のお示しは、厳しい時代だからこそ前を向くようにと、私たちに暗示しているのでしょうか。大役を終えた鵜様は近くの海岸で、参拝者に見守られながら夜明け前の空へと飛び立っていきました。











