専門家「お皿にごちそうを乗せて置いてあるようなもの」

クマの生態に詳しい石川県立大学の大井徹特任教授によりますと、本州に生息するツキノワグマも魚を餌として食べることが分かっていて、長野県でも今年、イワナが食べられた報告があるということです。

クマの生態に詳しい石川県立大学の大井徹特任教授

大井特任教授は「そこに餌があるということを学ぶと何度も来る。もはや水槽は、お皿にごちそうを乗せて置いているようなもの」と述べました。

そのうえで、何度も姿を見せるうちに、人間や車を警戒しない、慣れた個体も出てくるとし「餌を取り除き、やぶを刈り払うか、電気柵で近づかないようにする」など、対策が必要だとしています。