中古車販売大手・ビッグモーターの工場で不適切な整備や車検が確認された問題で、北陸信越運輸局は24日、石川県の野々市店について10日間の事業停止などとする行政処分を発表しました。

ビッグモーター野々市店に出されたのは、10日間の事業停止と20日間の車検業務停止で処分はいずれも25日からです。
運輸局によりますと野々市店では、定期点検の際に作成する特定整備記録簿の記載漏れや、依頼されていない整備を不当に行い料金を請求するなどの道路運送車両法違反が確認されています。
国土交通省は今年7月、全国の工場で一斉に立ち入り検査を行い、過剰請求などの法令違反を確認。今月13日に処分案を公表し、20日には各地の運輸局で「聴聞」の手続きを行いましたが関係者は出席せず、24日付けで野々市店を含む全国34の工場へ一斉に行政処分を出しました。