金沢市の兼六園で、老朽化が進んでいた料金所がリニューアルされ、新たに外国語やキャッシュレス決済に対応した自動券売機が導入されました。

兼六園の桂坂料金所は、団体窓口があった位置に5か国語に対応した2台の自動券売機が設けられたほか、券売機と窓口ではQRコードや電子マネーなどのキャッシュレス決済にも対応します。20日、料金所の前で記念の式典が行われ、馳浩石川県知事が「スムーズに入って兼六園を楽しんでほしい」とあいさつをした後、テープカットで供用開始を祝いました。

石川橋に近い桂坂料金所は、兼六園で最も利用者が多い一方、これまでの建物は築40年以上が経過し、県は、同じ時期に建てられた蓮池門と真弓坂の料金所と共に改修工事を進めていました。静岡県から来たという観光客は「日頃の買い物とかもキャッシュレスが進んでいて、財布にお金が少ない時があるので、こういうところで導入してもらえると助かります」と話していました。

また、リニューアルを記念して、日限定で梅鉢紋が描かれた御朱印ならぬ御庭印が入園者に配られました。