石川県産のブランドナシ「加賀しずく」の初競りが22日朝、金沢市中央卸売市場で行われ、特に品質の良いプレミアム1箱が過去最高の17万円で競り落とされました。

加賀しずくは酸味が少なく、上品な甘さとジューシーな味わいが特徴の大ぶりのナシで、市場デビュー7年目の今年は、これまでで最も多い約1,000ケースが初競りにかけられました。
JA全農いしかわによりますと、先月以降の暑さが成長を促し、例年になく甘い状態に仕上がったということです。
中でも厳しい基準を満たした最高級「プレミアム」の桐箱6玉入りは、過去最高の17万円で金沢市の青果店「堀他」が競り落としました。

堀他の須田隆嗣専務は、「道の駅内灘サンセットパークのホリタピクニックでケーキに使って販売しようと思っている。本当においしいものというのを認知してほしいので、ぜひみんなに味わってほしい」と喜びの表情。

加賀しずくは来月中旬ごろまでに、約60トンの出荷を予定しています。