活発な梅雨前線の影響で石川県は9日昼前にかけて激しい雨の降る所があるでしょう。前線は11日火曜日にかけて本州付近に停滞し、警報級の大雨が続くおそれもあり、今後の情報に注意してください。

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降り始めから8日午後5時までの雨の量は、輪島市の舳倉島で60.5ミリ、小松で33.5ミリ、輪島市三井で33ミリ、金沢で28.5ミリなどとなっています。

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、石川県は大気の状態が不安定となり、9日昼前にかけて雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所があるでしょう。

9日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、加賀で150ミリ、能登で60ミリと予想されています。

その後、10日午後6時までの24時間に石川県内で50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。前線は11日火曜日にかけて本州付近に停滞し、警報級の大雨が続くおそれがあります。

8日午後5時現在、白山市、珠洲市、能登町に大雨注意報が発表されていて、金沢地方気象台は9日未明までに大雨警報に切り替える可能性が高いとしています。

加賀地方では9日未明から夜遅くにかけて、能登地方では9日未明から昼前にかけて土砂災害に警戒してください。また低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒が必要です。

暗い時間帯に急激に災害の危険度が高まるおそれがあります。今後の情報に十分注意してください。

JR北陸線 9日は終日運転見合わせの可能性

JR西日本によりますと、大雨の影響で、北陸線は9日、一日を通して列車に遅れや運転見合わせが生じる可能性があります。最新の運行情報を確認してください。