6日に市役所内で倒れた際に頭を打ち、入院していた石川県白山市の山田憲昭市長が10日早朝、脳挫傷のため亡くなりました。71歳でした。突然の訃報に、地元の政財界には悲しみが広がっています。
石川県の馳浩知事は金沢市内で報道陣の取材に応じ「大変残念で、無念でならない。私もご指導いただいてきた。感謝申し上げたい」と冥福を祈りました。山田市長との思い出を問われると「たくさんあります。ありすぎるくらいで、なんとも言いようがありません。行って帰ってきながら山田市長のことをいろいろとまた思い出したい」と述べ、山田市長の自宅に弔問へ向かいました。

白山市議会は、10日に予定していた一般質問を急きょ取りやめ、16日に延期しました。市長席には花束が置かれ、議員全員で黙とうを捧げました。

午前5時半に病室に駆け付けたという北嶋章光議長は「しっかりしたいい顔をしていた。本当は元気で戻ってほしかったけど、こんなに早いとは思わなかった」と語りました。