金沢市が2026年春の取得を目指す、日本銀行金沢支店の利活用をめぐる問題で、馳浩石川県知事は地下の金庫室が全国にある他の旧支店と比べ格段の広さを持つとして、活用の必要性を改めて強調しました。

旧日銀金沢支店をめぐっては、跡地活用の「目玉」ともされる地下1階の金庫室について、市が当初、非公開の方針を示したことに馳知事が苦言を呈し、その後一転して方針を修正した経緯があります。
旧支店の中でも「格段の広さ」を強調
こうした中、31日に金沢経済同友会との懇談会に臨んだ馳知事。旧京都支店や旧岡山支店など日銀の建物が残る4つの自治体で、金庫室がカフェやコンサートホールとして活用されている事例を紹介しました。

さらに馳知事は、旧金沢支店の金庫室の延べ床面積が、他の旧支店と比べ2倍から3倍の広さとなる600平方メートルあり「活用しない手はない」と強調しました。
そのうえで、2027年に予定される金沢21世紀美術館の休館期間中、まちなかの賑わい創出に向けてギャラリーやカフェとしての活用も考えられるとして、「県、市連携で取り組んでいきたい」と述べました。

 
   
   
  









