北陸鉄道グループは赤字経営を改善するため、路線バスの運賃値上げを北陸信越運輸局に申請しました。認められれば金沢市近郊の路線は来年2月から一律10円の値上げとなります。
北陸鉄道グループの路線バスはコロナ禍以降、利用者数は回復傾向にあるものの、昨年度、およそ8億円の営業赤字を計上するなど厳しい経営が続いています。
今後も人口減少や慢性的な乗務員不足が見込まれる中、老朽化した車両の更新や雇用環境の改善、輸送サービスの向上を図るため、運賃の値上げ申請に踏み切ったとしています。
金沢市近郊の路線は、一律10円の値上げとなり、金沢市中心部の初乗りは220円となります。また小松市や加賀市などを走る北鉄加賀バスは、30円から40円の値上げとなります。
認可されれば路線バスの運賃の値上げは2023年10月以来2年4か月ぶりとなり、新しい運賃は来年2月から適用されます。











