2024年の能登半島地震以降、奥能登で窃盗などの犯罪が相次いでいることを受け、警察と防犯ボランティア団体が一体となってパトロールに乗り出しました。

14日結成された特別警戒チーム「奥能登ガーディアンズ」。

県警察本部や、奥能登を管轄する輪島・珠洲の2つの警察署に加え、防犯ボランティア団体などおよそ40人が出席して14日発足式が行われました。

奥能登ガーディアンズではパトカーやヘリコプター、青色パトロール車を出動させ、地震以降、増加している窃盗などの犯罪を未然に防ぎます。

輪島警察署・山崎育也署長「治安面では依然として厳しい状況が続いている。警察としては地域の人と連携しながら見守りやパトロールを強化し安全安心の再構築に全力で取り組んでいく」

警察によりますと奥能登2市2町の2025年に入ってから9月末までの刑法犯認知件数は、233件と、地震前の2023年と比べておよそ2倍のペースで増えていて、警察は被災地の安全を守るためボランティア団体と連携を図りたいとしています。