8月上旬、石川県内を襲った記録的な大雨。特に被害が大きかった河北潟周辺と能登内浦の沿岸部について、県は冠水被害の要因を検証します。
8月7日に発生した線状降水帯に伴う記録的な大雨により、各地で道路や住宅が水に浸かる被害が相次ぎました。

大規模な冠水に見舞われた河北潟周辺と、地盤沈下が進んだ影響で高潮被害が深刻な能登内浦の沿岸部について県は、その要因を検証する国や県、市と町からなる協議会を立ち上げました。
このうち河北潟周辺の被害について、金沢市からは17か所ある排水ポンプすべてが、問題なく機能していたことなどが報告されました。

県土木部・越井信行次長「実際ポンプの排水は問題なくしていた。今回1日で330ミリほど雨が降ったということでどのような対策ができるか今後検討していくことになる」
県は年度内にも中長期的な対策プランを策定したいとしています。