第二能登丸の生存者 松本武夫さん
「ここにねまっとれ(座っとれ)」ということを父に言われたのが最後の言葉。
角三外弘さん
「お兄さんが初めてお見舞いに来た時にどんなことを言っていた?」
第二能登丸の生存者 松本武夫さん
「おれがこうして寝ていたらベッドのところで「武夫」って。兄がのぞいたから『おお、兄貴か?』って」
戦後も住民の生活に大きな影を落とした戦争の爪痕。松本さんの心の傷は今も深く残ったままです。
記者
「終戦から80年経つけど、事故のことは忘れられない?」
第二能登丸の生存者 松本武夫さん
「忘れられない。盆になれば思い出す。ただ恐ろしい、怖いというだけ」
