加賀屋グループ 新たな方針を発表

加賀屋グループは2024年12月、和倉温泉シーサイドパーク隣の敷地に新たな旅館を建設し「松乃碧」と「あえの風」、「虹と海」を修繕する方針を発表していましたが、1日、4つの旅館を3つの旅館に集約する新たな方針を発表しました。

(左上)虹と海、(左下)あえの風、(右上)松乃碧、(右下)加賀屋

新しい加賀屋は松乃碧を解体した土地とその隣の所有地に建設し、全室オーシャンビュー、半露天風呂付きで、デザインは隈研吾氏が手がけます。

加賀屋・渡辺崇嗣社長
「今までの良さを取り戻すということと、新しい魅力を加える、これを合わせて、新しい加賀屋らしさを作り上げていければと思う」

2026年度から順次営業再開

虹と海は2026年秋から冬、あえの風は2027年春、そして新たな加賀屋は2028年春の営業再開を目指すということです。

あえの風は西側の旧館を解体して調理場やレストランを新たに建設し、コンベンションでの利用も含めにぎわいの創出を目指します。

また虹と海は、損傷が激しい旧館とエントランスを解体し、新館を中心に修繕して営業再開を目指します。

4館から3館に集約することでグループ合計の部屋数は、425部屋から160部屋に減り、これまでのおよそ4割になります。

加賀屋・渡辺崇嗣社長
「今回ダウンサイジングというと後ろ向きに聞こえるかもしれないが、そうではなく、もっと中身が濃く、おかげさまで定評いただいているおもてなしというものを今まで以上に存分に対応できるようにしていきたい」