金沢の夏に欠かせない氷室饅頭(ひむろまんじゅう)の製造が最盛期を迎えています。

金沢市で無病息災を願い、毎年7月1日に食べられる伝統の和菓子「氷室饅頭」。

江戸時代に、加賀藩が冬に貯蔵した氷を江戸へ無事に届けられるよう願って、まんじゅうを備えたことが始まりとされています。

最近では金沢独自の文化として知れ渡り、今年からは東京の百貨店での販売も始まるなど、石川県外でも広がりを見せています。

森八・中宮千里若女将
「一年のちょうど半分を過ぎたところ。ここまで無事に健康でいられたことの感謝とここからあと半年、今年一年頑張るぞという気持ちで食べてもらえたら」

森八・中宮千里若女将

森八では7月1日までに8万3000個の氷室饅頭の生産を予定しています。