寺で落語を楽しむ「おてらくご」のイベントが、9日から金沢市内で始まりました。本堂では落語家の歯切れのよい語り口が笑いを誘っていました。

「おてらくご」を企画したのは金沢市瓢箪町の浄土真宗「聞善寺(もんぜんじ)」の住職、今井優悲(いまい・ゆうひ)さんです。

近くの明成小学校の5年生56人が招待され、2人の落語家のこっけいな話に耳を傾けました。

笑福亭瓶二さんの落語「動物園」は、怠けものの男が楽して稼ごうと、トラの毛皮をかぶり動物園のトラになりすます物語です。

児童のほとんどが落語を聞くのは初めてでしたが、寺の本堂は笑いに包まれていました。

落語を観賞した児童「見えないものを想像して聞くのが楽しくて、落語をこれからもテレビで見たい」

「おてらくご」は、18日までの土曜、日曜に金沢市や白山市など27の寺で開かれます。