4月から男性が出生児の育児休業を取った際の給付金が実質100%程度になるなど、男性の育休取得に関する法整備が進んでいます。
石川県内での男性の育休取得状況はどうなっているのでしょうか。2つの家庭でのお父さんの育児参加の様子と高校生が作った父子手帳を取材しました。その名も「パパ・パスポート」です。
【写真を見る】【パパの育児参加】育児休業の給付金実質100%に 高校生が作った母子手帳ならぬ父子手帳とは?

金沢市内の機械メーカーで働く桶作賢次さん。去年、次男の瑛士くんが生まれ、1年間の育児休業を取得しています。
この日は、長女の華絵ちゃんが小学校に行った後、長男の修吾くんを保育園に送って行きます。
桶作賢次さん「はい、修吾さんこっちです。スモック着てく?」
修吾くん「着てかん」
桶作賢次さん「着てかん?中に突っ込んどくし。はい、行きまーす。」

育児や家事は妻の若菜さんと分担しています。
桶作賢次さん「朝の保育園の送迎と、あと掃除機と、買い物と夜ご飯作るのと、上の子2人遊びに行くのは僕が一緒に遊びに行く。」
育休を取ってよかったことは・・・
桶作賢次さん「初めての寝返りの瞬間見れます。」
桶作若菜さん「あと2人で共有してそういうのを喜び合えるっていうのが良いなと思う。きょうできたよみたいな、さっきこれしたよみたいな。」
育休中は、育休前の平均賃金の67%にあたる育児休業給付金が国から支給され、桶作さんの家庭では、これを生活費に充てています。
桶作賢次さん「お金の不安はちょっとありましたね。育児休業取る前から、ある程度お金貯めて。収入は減ると思うので、支出を抑えてちょっと細くやっていくという感じ。」