加賀野菜の一つ「加賀太きゅうり」の初出荷を前に生産者は朝から収穫作業に追われています。


加賀太きゅうりは一般のキュウリより5倍ほど大きく、肉厚で食べ応えがある金沢の初夏の味覚です。


金沢市打木町のビニールハウスでは、14日午後からの初出荷に向けて生産者が丸々と太った加賀太きゅうりを一本一本丁寧に収穫していきました。

今年は2月以降の低温や日照不足の影響で生育はやや遅れましたが、例年よりも5日ほど長く実をつけたことで味が濃く、平年よりも出来は良くなったということです。


JA金沢市加賀太きゅうり部会・山本弘部会長
「5月くらいにまたフェーン現象で暑くなる日もあると思うので、その時の熱中症対策としてまた加賀太きゅうりを召し上がっていただければ良いかなという風に思っています」


加賀太きゅうりは10月下旬まで栽培され、今年は去年並みの420トンの出荷量を見込んでいます。

14日朝に収穫された加賀太きゅうりは午後に箱詰めされ、15日の朝競りの後、店頭に並べられます。