中学校での部活動の地域移行を進めるため、金沢市は新たにコーディネーターを設置することになりました。

全国的に課題となっている部活動の地域移行を進めるため、金沢市は1日付でスポーツ振興課に「運動部活動地域移行コーディネーター」を新設し、元教諭の布村一雄さんが着任しました。

布村さんは61歳。これまで泉中学校や長田中学校の校長などを歴任し、3月まで教鞭をとっていました。

今後は、学校と地域の連携強化やモデル事業を推し進める予定で、金沢市の村山卓市長は「これまでの経験を活かし、円滑な地域移行に尽力してほしい」と述べました。

布村一雄さん「子どもの数が減ってきている。何年も前から一つの中学校ではチームが成立しないという中学校が出てきている。それといろんな所で言われているが、教員の負担軽減というか働き方改革の一つとして部活動があげられていることも加味しながら総合的に取り組んでいく必要があると思っている」

金沢市は、2024年から地域移行のモデル事業として中学校の柔道部を休日に限って地域クラブに移行していて、2025年度からは新たにバレーボールとハンドボールもモデル事業に加わります。

今後は文化部についても地域移行を進めることにしていて、新年度は合唱部と吹奏楽部の地域移行を目指します。