永田さんは、地震で自宅が崩れるなどして仏壇を残したまま避難した被災者のために、3月から小型の仏壇を無償で届けています。屋号を輪島塗の行商をしていた先代が「輪島漆器仏壇店」と名づけた縁もあり、永田さんは能登で起きた震災に心を痛めていました。
仮設住宅に住む池下さん親子。輪島朝市の火災で家を失い、実家も倒壊して仏壇が取り出せなくなりました。今回、永田さんが届けたのは仮設住宅にも置けるようにと作られた小型の仏壇。早速、13年前に亡くなった父の遺影が飾られました。
母・池下敏枝さん「写真一枚がカバンの中に入れたっきり、5カ月も。そんなんであったのでありがたく思う」

息子・池下敏春さん「すべて、すべてありがたいですよ」