能登半島地震で被災した住宅や倉庫に保管されている農具や古文書などを別の場所に避難し保護する「文化財レスキュー」が各地で進んでいます。

29日朝、石川県羽咋市の歴史民俗資料館の学芸員は、羽咋市福水町にある山田政義さん(92)の自宅を訪れ、戦後間もないころまで使われていた藁の“背中当て”を受け取りました。“背中当て”は荷物を運搬する際にクッション代わりとして使われていたものです。

中野さん「何歳くらいの頃まで使ってた?」
山田さん「昭和24年から25年まで使ってた。一輪車が入るまで使ってた」

聞き取りに応じる山田さん

MRO北陸放送・野崎まどか記者「羽咋市の資料館には鉄鍋や農具など昔の市民の暮らしがわかるものが続々と集まっています。」