石川県議会の2月定例会は27日から質問戦が始まりました。地震発生から2週間後に初めて現地を訪れたことに問題はなかったかと問われた馳知事は「指揮官として様々な判断を行うことを優先した」と答えました。
県議会の2月定例会は27日に代表質問が行われ、自民党の和田内幸三県議は震災への初動対応について質しました。
和田内幸三 県議会議員
「馳知事は地震発生時東京におり、(1月1日の)夜12時前に県庁に入ったと報道で知りました。“夜に入ったので、あすの朝明けてから本格的な情報の収集、救命になる”と。そういった発言は、私には信じがたいものでありました」
さらに馳知事の被災地訪問が岸田総理と同じ1月14日だったことについて、対応の遅さを指摘されると、馳知事は。
馳浩 石川県知事
「私自身、1日も早く被災地を訪れたいという思いはございましたが、刻々と変わる状況の中さまざまな判断を迅速に行うことを優先せざるを得ず、24時間県庁を離れることができなかった」
馳知事は「指揮官として迅速に判断するのを優先した」と説明しながらも、初動対応については今後しかるべき時期に検証したいとしています。
また、今年度の第1次3月補正予算案のうち事業者のなりわい再建支援事業を含む6つの事業に関する議案が先行議決されました。