石川県の南加賀地区に避難中の能登半島地震被災者が、自宅への一時帰宅などに使うことができる日帰りの無料バスが24日、運行されました。
被災地への無料バスは、粟津温泉から出発する小松エリアと、山中温泉から出発する加賀エリアの2つのエリアから運行され、珠洲市・輪島市・穴水町・能登町へ向かいます。

被災者が能登の避難所から移ってきて1か月ほどが経ち、自宅の様子を見に行きたいとの要望が多かったことから無料バスが運行され、24日は108人が利用しました。

バス利用者
「行って見てこないと、どんな風になっているか分からないし、余震も何回か来ているし」
「り災証明をもらっていないのでもらいに行く。り災証明が出ないことには何もできないから」

加賀市と小松市のホテルや旅館などでは、合わせて2526人が避難生活を送っていますが、来月16日の北陸新幹線敦賀開業へ向け、観光客の受け入れによる対応が別れていて、次の応急的な住まいへの選択を迫られています。