包丁を持って近づき、警察官に撃たれ死亡した男。公務執行妨害や覚醒剤を使用したなどの疑いで書類送検されました。

無職の土屋重吉容疑者(60)は8月、大阪府河内長野市の路上で警察官に包丁を向けて近づき、公務の執行を妨害した疑いで現行犯逮捕されました。

(目撃者)「警察とやりあっている声とか銃声が聞こえて、なんかえらい大ごとになっているなと」

警察によりますと事件当時、警察官は包丁を持った土屋容疑者に「刃物を捨てろ、撃つぞ」と警告しましたが、土屋容疑者が近づいてきたため威嚇射撃を行ったということです。その2秒後、警察官は土屋容疑者の左腕を狙って拳銃を撃ちましたが、弾は左胸に命中し、土屋容疑者は死亡しました。

その後の捜査で、土屋容疑者の動きが明らかになりました。防犯カメラにはベランダの外壁をつたって移動する土屋容疑者が映っています。発砲現場近くの集合住宅の一室に侵入し、部屋にあった包丁2本を盗んだ疑いがもたれています。

その後、土屋容疑者は包丁を持って近くのスーパーや現場付近を歩いていました。土屋容疑者の尿からは覚醒剤の成分が検出され、事件当時、土屋容疑者の行動に薬物が影響していた可能性があるということです。

警察は9月3日、死亡した土屋容疑者を公務執行妨害や窃盗、覚醒剤取締法違反などの容疑で書類送検しました。大阪府警は拳銃の使用について、「凶悪な罪を犯した容疑者の逮捕の手段として自身を守るためにやむを得ず拳銃を使用した。適法かつ適正な職務執行だった」としています。