大阪高裁が「付審判決定」
山岸さんは無罪確定後、“当時の部下に対し、精神的苦痛を与える取り調べを行った”として、田渕検事を刑事告発。
大阪地検が不起訴処分を下すと、山岸さんは裁判所への「付審判請求」に踏み切ります。
付審判請求とは、職権乱用などの疑いで告訴・告発された公務員への不起訴処分に対する、不服申し立ての制度です。
大阪地裁は請求を退けましたが、抗告審で大阪高裁(村越一浩裁判長)は、「検察官に迎合する虚偽供述を誘発する危険性が大きい威圧的・侮辱的・脅迫的な言動で、必要性・相当性を見いだせない」と指摘。
そのうえで「職権行使の範疇に収まらない不法なものであるのは明らか。不起訴が相当という結論を容認すれば、結果的に本件取り調べを許容するのと大差がない」「このような取り調べは今後繰り返されないようにすべきだという一般予防の要請も高い」として、地裁決定を取り消し、「特別公務員暴行陵虐」の罪で、田渕検事を審判に付す=刑事裁判にかけることを決めました(決定は2024年8月付け)。
付審判請求により刑事被告人となった検察官は、田渕検事が史上初めてです。











