パートナーには「減点法」ではなく「加点法」で
今まさに、パンク寸前で悩んでいる父親・母親はどうすれば良いのか。竹原さんに聞くと「自分でどうにかしなければ、と思っている時点ですでにキャパシティオーバーに陥っている」と指摘し、気持ちに余裕がない時期だからこそ、夫婦で話をするときも“ボタンの掛け違い”が起きないようにする工夫が必要だと話します。
竹原健二・政策科学研究部長:「相手ができてないことを見つける『減点法』よりも、こんなことまでやってくれて嬉しいというような『加点法』で生きてた方が絶対に楽しい。そういう視点で見るだけで意外に新しい発見が家の中で見える」
また、竹原さんは大変さの競争ではなく、お互いの頑張りを認め合うことがポイントだと話します。
竹原健二・政策科学研究部長:「どちらが大変なのかを競争するのではなく、お互い自分たちが思っていることを伝え合ったり、お互いが大事に思ってる事を理解しあって、負担を平等にする。家事・育児を完全に均等にすることを目指すのではなく、お互いが頑張ってるということがちゃんと伝わって納得できるようにすることがポイント」
社会全体で支えられる構造に…
さらに、男女問わず全員に「産後うつ」の可能性があることを理解し、子どもが生まれる前に、市区町村の子育て支援担当や分娩施設の助産師など、相談できる専門家を見つけておくことや、夫婦だけで解決しようとせず、早めに外部の支援者に介入してもらうことも重要だといいます。
男性の産後うつは、決して個人の心の問題や珍しい事例ではありません。 既存の保健事業の枠組みの中で、父親にも声をかける仕組み作りなど、社会全体で支える構造への転換が求められています。














