中山教授の推測:ドライブレコーダーへの過剰な警戒心か

 従来の死体遺棄事件では、遺体を遠くへ運んだり土の中に深く埋めたりするのが「定石」とされていました。しかし、遺体発見場所も今回の「公衆トイレ」も自宅から数kmの場所。この点について、中山教授は「ドライブレコーダーに対する過剰な警戒心が背景にある」と推測します。

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(中山誠教授)「今はドライブレコーダーがあるため、遠くへ行ったり、山中で長時間車を止めて穴を掘ったりといった不自然な動きをすれば、すぐに記録に残ってしまいます。それを避けるために、あえて生活道路上を走り続け、埋める作業もしなかったのでしょう」

 元警視庁刑事・吉川祐二氏は、遺体発見前の捜索状況を踏まえて以下のような見立てです。

(吉川祐二氏)
「結希さんが行方不明となって3日後の3月26日に、警察が黒色の車について捜索を行っています。その時点で容疑者自身は捜査が自分の身に迫っていると確信したと思います。そのため遺体を自分の手元に置いておくのは危険だと判断し、転々とさせたという側面もあるでしょう」

「また、警察は聞き取りやスマートフォンの解析から移動状況も確認しているでしょう。今回の公衆トイレはきっかけに過ぎず、今後も数多くの関連場所の捜索が行われていくものと思われます