2つの可能性「捜査及ぶことを懸念」「近隣住民の違和感・発見」
元兵庫県警刑事部長・棚瀬誠氏は、遺体の移動について「遺体が埋められていた場所が移動した」という事件を過去に捜査した経験から、2つの可能性を指摘します。
(元兵庫県警刑事部長 棚瀬誠氏)
「その事件では、犯人の供述によると、最初は広い原っぱに穴を掘って埋めてしまったが、よく見るとそこだけ“真新しい土”なので、穴を掘ったことが翌日分かってしまったと。警察の捜査が動き始めて見つかってしまうと困るということで、急いで堀りなおして山に埋めたというケースでした。つまり、捜査の手が及ぶことを懸念して埋めなおした。これが1つ目の可能性です」
「また、近隣住民が警察より先に発見、あるいは違和感を覚えて通報するケースがあります。犯人側としてはそうしたリスクがあるので転々と移動させた。これが2つ目の可能性です」
何回も移動させたとなると…今後の捜査のポイントに
しかし、これら2つの可能性では説明し切れない“違和感”もあるといいます。
「1回だけでなく何回も移動させたとなると違和感があります。逆に言えば、ここの動機や事情を突き止めていけば、主観的供述と客観的証拠が符合する。今後の捜査のポイントになってくると思います」














