■覚醒剤の密売人との接触、検索履歴… 検察は「殺人事件で、犯人は須藤被告」と主張

【画像を見る】2審判決を前に… 裁判所に入る須藤被告

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野﨑幸助さん(当時77)は、2018年5月に和歌山県田辺市の自宅で、急性覚醒剤中毒により死亡しました。

この死亡をめぐり、元妻の須藤早貴被告(30)が、致死量の覚醒剤を何らかの方法で経口摂取させたとして逮捕・起訴されました。

1審で検察側は、以下の点などを指摘し、“野﨑さんの死は殺人事件で、犯人は須藤被告以外にありえない”と訴えました。

▽野﨑さんの死亡前に、須藤被告が覚醒剤の密売人と接触し、致死量を超える覚醒剤を注文。実際に覚醒剤のようなものを受け取った点
▽「完全犯罪」「老人 死亡」「覚醒剤 過剰摂取」「覚醒剤 死亡」など、薬物や犯罪、遺産相続をめぐる多くの検索履歴が確認された点
▽死亡当日に野﨑さんが覚醒剤を摂取した可能性がある時間帯(約3時間)に、須藤被告が少なくとも8回、1階から野﨑さんがいる2階に上がった点

一方で須藤被告は、「私は社長(野﨑さん)を殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません」として、一貫して無罪を主張しました。