赤い大地が、そのまま空へと舞い上がった

この現象のメカニズムは、主に2つの要因が重なったと考えられています。

第1の要因は「地質」です。 西オーストラリア州は、鉄分が酸化した、つまり「サビた」土壌に由来する、深い赤茶色の大地で知られています。

西オーストラリアに接近したサイクロンの強風が、乾燥した大地を巻き上げ、その赤い砂ぼこりを広範囲に送り込みました。

空中に充満したこの「赤い粒子」は、太陽光に含まれる青や緑の光を吸収し、赤い光だけを反射・散乱しやすい性質を持っています。

大地から巻き上げられた赤い砂が、そのままこの色となったのです。

「分厚い雲」が、巨大な照明パネルに変わった

他にもサイクロンがもたらした分厚い雲が上空を覆っていて、直射日光の強さを和らげ、空中に充満した赤い砂ぼこりを照らしました。

この景色のあと、ある「被害」もあったといいます。