富野監督が語る2026年の「ニュータイプ論」
――事前の打ち合わせから印象的なエピソードがあったそうですね?
担当者: 実は打ち合わせの中で、富野監督の作品『Gのレコンギスタ』に登場する「キャピタル・タワー(宇宙と地球を結ぶ軌道エレベーター)」のエピソードがあります。
監督は「ここは1000キロある」「ケーブルの構造はこうだ」と、数ある宇宙研究や理論を踏まえながら独自にデザインされています。
そのスケッチ資料を私たちが預かって八坂先生にお見せしたんです。すると八坂先生が「ここは技術的に理にかなっている」と、ものすごく食いついてこられまして。2人の意見が共鳴した瞬間でした。
――まるでニュータイプのような共鳴ですね。今回のフォーラムでは隠れたテーマとして「ニュータイプ」があるとお聞きしました。
【用語解説】
■ニュータイプ
宇宙世紀のガンダムシリーズで描かれる「新しい人類」。宇宙に出た人類の中で、新たな能力に目覚めた人たち。人知を越えた洞察能力や空間把握力などを持ち、時に時空を超えて人と人が分かりあえる能力を持つ。その能力は作中で戦争に利用されることも多く、ニュータイプたちはその能力ゆえに必ずしも幸福にはなっていない。
担当者: はい。宇宙世紀ガンダムシリーズの最重要ワード「ニュータイプ」についても議論を深めてもらう予定です。打ち合わせでは富野監督が「今考えるニュータイプ像」についてもお話しいただき、「なるほど!」とても胸に刺さりました。詳しくは今は明かせませんが、当日監督からお話し頂ける予定です。
――当日の第一部、富野監督と八坂先生の対談は、どんな展開になりそうですか?
担当者: 正直、第一部はかなり「カオス」になるかもしれません(笑)。ですが、予定調和ではない、革新的なアニメと革新的な衛星開発を行ってきた二人だからこそ見える世界、そして富野監督や八坂先生のように「大きく世界を変化させている人」がどう世の中を見ているのか。その視座に触れるだけでも、参加者の皆様にとって変化をつかむきっかけになるはずです。







