現在、ウナギの養殖には川などで捕まえた天然のシラスウナギが使われています。漁獲量は年によって増減はあるものの低調続きで、資源の枯渇や価格高騰も懸念されています。

シラスウナギ漁



そうした中、新日本科学は2014年から、それまで難しいとされてきたシラスウナギの人工生産に着手。

2017年に人工海水を循環させるシステムを使って世界で初めてとなる地上でのシラスウナギの生産に成功。



2019年からは海水などの環境が適した沖永良部島に拠点を移して研究や飼育を行っていて、今年ようやく、完全養殖した食用のウナギ100尾ほどを育てることに成功したのです。

設備を含めてこれまでに約7億9,000万円を投資しました。
そのウナギが12日の試食会で関係者に振舞われたのです。その味は?