また、将来の地球低軌道ビジネスを見据え、JAXAからの契約に基づき公益財団法人流通経済研究所(DEI)が、生鮮食品の調達から搭載準備までを担当するという新たな取り組みが行われました。

搭載する生鮮食品は、
・生で食べられること ・4週間以上保存できること ・著しい果汁の飛散がないこと などの基準を満たす必要があります。

今回搭載された生鮮食品は、青森県産のりんご「ふじ」、福島県産のトマト「ドキア」、千葉県産の和梨「王秋」と、新潟県産の和梨「新興」、福岡県産の温州みかん「日南1号」です。

JAXA資料より

これらの食品は、細菌やカビの発生を抑制する除菌処理や、生鮮食品の呼吸をコントロールする特殊な包材が使用され、宇宙に届けられました。

ISS 計画では、補給機を保有する国が分担して ISS に長期滞在する宇宙飛行士に果物や野菜などの生鮮食品を届けています。



JAXA では、国産生鮮食品を調達し、宇宙飛行士に提供することで、宇宙飛行士が抱える長期宇宙滞在による様々なストレスを緩和し、パフォーマンスの向上などに繋げる目的です。

ISSは、11月4日午前5時48分に鹿児島市の真上を通過する予定で、天気が良ければISSの姿を見ることができるかもしれません。