「保育園留学」は子育て世代向けの移住体験で、都会の子どもが自然豊かな地方の保育園に通い、親もリモートで仕事をしながら留学先で一緒に暮らすことをいいます。
県内でも、「保育園留学」を受け入れている施設があります。東京から来た親子の「初めての体験」を取材しました。

南大隅町佐多地区にある園児7人のはまゆう保育所です。登園するこどもたちの中に、不安そうな面持ちの子がいました。

東京から来た、りょうくん(4)と、妹のみなみちゃん(2)です。

5人家族の石鍋さん一家は、「保育園留学」を利用して南大隅町にやってきました。親は宿泊先でリモートワーク、子どは地域の保育園に通いながら都会ではできない暮らしを1週間体験します。

(母親)「夫婦ともに関東圏内が実家で田舎に帰る経験がなく、自然遊びをさせられなく、いっぱい思う存分自然に触れさせて遊ぶことができればと思い決めた」

保育園留学は、東京の企業「キッチハイク」が2021年に始めた事業で、留学できる園は全国に62か所。これまでに3000組の家族が利用しています。