最低賃金の改定を前に、時給を引き上げた経営者もいます。

鹿児島市の天文館で飲食店を経営する齋藤光さん。2店舗で雇っている15人ほどのアルバイトの時給を、8月に1000円から1200円に引き上げました。
(飲食店経営・齋藤光さん)「人も集まりにくい時代。働きやすい環境をつくるためには、時給を上げたほうがいい」

(アルバイトの短大生)「友達も1000円以上でアルバイトを探す子が多い。『1000円でも安い』という子もいる。『1200円じゃないとバイトしたくない』という子もいる」
飲食店は人件費の上昇に加え、食品の値上がりにも直面しています。物価高で客の「節約志向」も高まり、今月の来店数は去年に比べ3割ほど減りました。
(飲食店経営・齋藤光さん)「メニューの値上げをある程度しないとやっていけない。ただ、極端に上がると客が来れなくなる。利益は少なくなるが、今は耐えどき」







