自動航行、艦艇の周囲を360度カメラで… 省人化の工夫

艦内には、省人化の工夫も見られました。
例えば、これまで別々だった操縦と指揮のシステムや人員を1つに統合。さらに、自動航行システムを導入したり、紙の海図を電子化したりして業務や人員を減らしたほか、護衛艦の周囲をカメラで360度見渡せるようにして、「見張り役」の隊員も減らしました。
   
「省人化は課題だった」と話す関健太郎艦長
  

「今後の護衛艦は、もがみ型に変わっていく」

(護衛艦もがみ・関健太郎艦長)「少子高齢化で入隊する隊員が少なくなってきているので、省人化は課題だった。今後の護衛艦はこうした形に変わっていくのではないか」
「現在の世界情勢を鑑みれば、いつ何が起きてもおかしくない。国民の負託に応えられるように、『すべては国民のために』の気概で勤務していきたい」


敵のレーダーに探知されづらい工夫に、コンパクト化と省人化を追求した「もがみ」。
海上自衛隊は今後、「もがみ型」の護衛艦をあわせて22隻体制にする計画です。

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