一方、鹿児島県は現在、ドルフィンポート跡地に新しい総合体育館を計画しています。事業費は488億円を予定し、メインアリーナの座席数は8000席。2032年に完成予定です。

(県スポーツ・コンベンションセンター整備課 西博夫 課長)「『する』スポーツをベースとしたアスリートファーストの施設として整理した。一流のプロスポーツやコンサートなども提供することによって、サステナビリティ(持続可能)で『見る』スポーツにも配慮した施設」

ただ街なかに大きな「箱モノ」をつくればいいということではなく、周りに存在する機能を踏まえて、どんな機能が必要でどんな効果を生み出すのかをしっかりと議論することが求められます。

(日本政策投資銀行産業調査部 早川琢雄 調査役)「どういうコンセプトで作るのかをしっかり関係者間で議論して、それを住民に理解してもらう。納得感を持って進められれば、地域にとって全体感を持って取り組めるプロジェクトになる」