全国で同様の失踪事件

昭和50年代を中心に全国で同様の失踪事件が相次ぎ、当時から北朝鮮による拉致の疑いが指摘されていました。
(梶山静六 国家公安委員会・当時)「おそらく北朝鮮による拉致の疑いが濃厚」

(るみ子さんの父 増元正一さん)「ひと安心した。生きていることが幾分はっきりした」
父・正一さんは、次女のるみ子さんをとりわけかわいがっていたと言います。
平成9年、全国の被害者と協力して家族連絡会を結成。翌年、鹿児島で初めて集会が開かれました。
(るみ子さんの父 増元正一さん)「拉致は分かっていたが、国交がないからと言っていた。その間に手を打てたはず。日本の政府は何しとるんか」
