昭和53年8月12日、市川修一さんと増元るみ子さんは、「吹上浜に夕日を見に行く」とドライブに出かけた後、姿を消しました。

吹上浜の近くには市川さんの車が残され、車内にあったるみ子さんのカメラには失踪当日に撮られた2人の写真が収められていました。

当時、大学生だった照明さんは実家に帰省中で、姉の突然の失踪に衝撃を受けました。

(るみ子さんの弟・東京在住 増元照明さん・65)「あれだけまじめに生きてきた彼女が、人生をすべて奪われることに対して、虚無感がひどかった。1年ぐらいやる気がないというか」