太平洋戦争中、出水には海軍航空基地があり、特攻も出撃しました。戦いの要衝でもあったことから、激しい空襲を受けました。

空襲を目撃した99歳の男性がその惨状を語りました。

(堀切行男さん・99)「この方向からきて、ババババ、、、っと機銃掃射の音が、すごい音だった」

太平洋戦争中、出水基地の空襲の様子を語るのは、出水市大野原町に住む堀切行男さん。大正14年生まれの99歳です。

19年前に妻・良江さんを亡くし、現在一人暮らしです。

太平洋戦争中、海軍航空隊の基地があった出水市。特攻作戦では200人以上が出撃し、戦死しました。

(記者)「こちらは気象観測所跡です。壁には生々しい銃撃のあとも見られます」

終戦から80年。出水には戦闘指揮所跡や戦闘機を格納していた掩体壕の跡などの戦争遺構が残されています。