技をつないできた木樽蒸留器が、今年3月県の伝統的工芸品に指定されました。

(木樽職人 津留安郎さん)「(一般的に)手にすることがない品、最初はうーんと思ったが、指定されることで少しでも鹿児島の焼酎がPRになって、県外で少しでも伸びてくれたらそれが一番いい」

一方、県の伝統工芸品の中には後継者がいないことから、刀剣など指定を解除されたものもあります。

(木樽職人 津留安郎さん・62)「蔵元さんに迷惑をかけないようにというのだけ考えている。使っていただける限りは、継がないといけないと思っている」

(Q.息子さんはやりたいと?)
(木樽職人 津留安郎さん・62)「反対しているけど、まだ早いって。あと10年15年は自分が頑張らないとなと思っている」

父から受け継いだ技と思い。鹿児島の焼酎文化を盛り上げるべく、津留さんは、これからも木樽蒸留器をつくり続けます。