来週台湾の近くを通る予想 大陸へ?
気象予報士などが見る専門的な天気図『アジア地上気圧・850hPa気温予想図』を見ると、熱帯低気圧または台風と思われる熱帯擾乱(ねったいじょうらん)が、来週に台湾の近くを通る予想です。



シミュレーションでは、南シナ海を北上する予想だが・・・
シミュレーションでは、フィリピン付近の低圧部による雲の塊は、今後熱帯低気圧、さらに台風にまで発達し、南シナ海を進むと予想されています。
台風や熱帯低気圧は、自分の力では進行方向が決まらず、上空の気圧配置などによって決まります。例えば、台風は「太平洋高気圧」に比べて規模が小さいため、「太平洋高気圧」の影響を受けて、進行方向を変えることがあります。
19日(金)には、太平洋高気圧とフィリピン付近に「台風」が予想されています。 す。

しかし、20日(土)になると太平洋高気圧が西に勢力を伸ばすため、仮に「台風」が発生しても太平洋高気圧に押され、西に進むしかなく、カンボジア付近に進むと予想されています。

太平洋高気圧…台風来なくても猛暑きびしく
この進路であれば、日本への直接の影響はほとんどないとみられますが、予測は変わる可能性があります。
「太平洋高気圧」は日本に猛暑をもたらすので、暑さには注意が必要です。 梅雨明けすれば暑さが本格化します。冷房の適切な使用や、水分・塩分の補給など熱中症対策を心がけてください。
これから台風が発生しやすいシーズンに入ります。今後の気象情報に注意してください。
※7月18日時点での予想です。