イベントを実施したのは、鹿屋市を拠点に活動する「お化け屋敷プロジェクトSHHH」。

高校生や社会人など9人が所属し、週に3、4回、学校や仕事終わりに集まり、放課後児童クラブを借りて練習をしています。本番4日前。稽古にも熱が入ります。

代表の岩崎翔子さん(34)です。大阪の劇団で脚本・演出などを担当していましたが、2018年、結婚を機に鹿屋市に移住。

地域にエンタメ文化の拠点となる場所を作りたいと4年前にサークルを立ち上げました。
(お化け屋敷プロジェクトSHHH 岩崎翔子さん)
「エンタメは大切。芸術やアートは近いほうが感性が育つ。大隅半島はエンタメが足りない。お化け屋敷は複合芸術。見て感性を育てて、楽しいことを自分たちでもできることを知ってほしい」
メンバーは、全員が演技初心者です。

(乗客役・鹿屋農業高校2年 山野井心春さん)「ボランティア募集をみて、おもしろいことしていると思って応募した。ここに来て練習するのは、自分にとって楽しさの一部」

(血まみれ男役・水道設備業 福島蒼一朗さん)「演技を全くしたことがないので、出来るかなと不安だったが、ゾンビ映画をみて動きを取り入れてみたりした」

大切にしているのは、地域の特性をいかした舞台作り。鹿屋市内の教員住宅跡地などを活用してお化け屋敷を開いてきました。
(お化け屋敷プロジェクトSHHH 岩崎翔子さん)
「地元で近くを通っているのに、そのときだけめちゃめちゃ怖いみたいな。みんながそこに来て恐怖を楽しんで、最後に助かって良かったと一体感が出来たら良かったと思える」







